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SaaSのSEO対策は獲得だけでいい?解約防止まで見据えた進め方を解説

SEO 公開:2026.08.02
SaaSのSEO対策は獲得だけでいい?解約防止まで見据えた進め方を解説のアイキャッチ画像
合同会社ワンブリマーケティング 代表 星野和大
執筆
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

オウンドメディアを自ら立ち上げて売却し、SEOスタートアップの創業メンバーとしてメディアのグロースに従事。事業会社でのマーケティング、フリーランスとしての戦略立案を経て現職。生成AI領域では国内最大の生成AI活用支援コミュニティで講師を務め、企業研修・カンファレンス登壇も多数。

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SaaSのSEO対策は新規リード獲得の話に偏りがちで、既存ユーザーの定着まで扱う情報は多くありません。SaaSのSEOに求められるのは、獲得と定着の両輪です。本記事では検索行動の違いやトライアル登録後の離脱理由、技術面の通説の実際、解約防止につながるヘルプセンターのSEOを解説します。読み終える頃に見えてくるのは、自社サイトで見直すべき領域です。

「SaaSのSEO」と検索する人は、何を知りたいのか(検索意図の実像)

キーワード調査ツールで拾える「SaaSのSEO」系の語には、検索ボリュームや入札単価が高いものが多く含まれます。ただし検索結果を実際に確認すると、その大半は想定とは違う層の検索です。数字の大きさに引かれて記事を設計すると、狙った読者に届かないまま工数だけがかかる結果になりがちです。以下では、ツールの数値と実際の検索意図がどこでずれるのかを確認していきます。

英語圏エージェンシー検索と日本語圏の実務者ニーズを左右に対比させ、中央にフィルターアイコンで両者を分けている概念図

キーワードツールに出てくる語の多くは海外の代理店探し

SEOのキーワード調査では、ボリュームや入札単価が高い語から優先して確認していきます。本記事の対策KW調査で分かったのは、ボリュームが大きく出るBtoB系の関連語ほど、実際の検索結果には海外(主に米国)のSEO代行会社を探す検索が混じっているという実態です。ツールの数値だけで語の価値を判断すると、記事の設計そのものがずれかねません。

日本語で検索している人が知りたいのは「取り組むべきか」「どう進めるか」

常用雇用者100人以上の企業で見ると、クラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は8割超です。増加傾向も続いています。産業分類別に見ると、情報通信業は94.8%である一方、運輸業・郵便業は78.3%にとどまり、差が大きいのが実情です。SaaS企業側の当たり前は、読者企業にとっての当たり前とは限りません。

検索の背景にあるDX人材不足という読者側の余力の問題

IPAの調査によると、DXを推進する人材の「量」が不足していると回答した企業の合計は85.5%です。この調査自体は検索行動を直接調べたものではなく、検索エンジンでの情報収集増加とそのまま結びつけることはできません。ただし自社で調べる余力が乏しい読者が一定数いるという前提は、記事の書き方にも影響する視点です。

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

①SEOキーワード調査は検索ボリュームの大きい語から狙うのが定石だとよく言われます。②実際に自社のキーワード調査を行うと、CPCが高く出るBtoB系のキーワードほど、検索結果を人力で確認したときに海外市場のノイズを含んでいることがありました。③ボリュームやCPCの数値だけで語の価値を決めず、検索結果を実際に見て意図を確認する工程を必須にしています。

出典:令和7年通信利用動向調査 ポイント(別紙1)|総務省 出典:令和7年通信利用動向調査報告書(企業編)|総務省 情報流通行政局 出典:国内企業のDX動向・AI活用動向のポイントを公開|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

SaaS特有の検索行動とキーワード戦略——比較対象は同業だけではない

SaaSの多くはBtoB取引であり、検索する担当者と契約を決裁する立場が分かれることも珍しくありません。検索者と決裁者のズレについては、BtoBのSEOとBtoCの違いとは?検索者と決裁者のズレから解説で扱った内容です。SaaSではこれに加えて、比較対象の広さという固有の事情が乗ります。以下ではその検索行動と、記事の割り振り方を見ていきましょう。

体制構築からキーワード設計・コンテンツ制作・効果検証までを横並びの矢印でつなぐ上段プロセスと、情報収集・比較検討・導入決定の3フェーズを箱で示す下段図

同じ課題を解決する別カテゴリのツールとも比較される

SaaSは同業だけでなく、同じ課題を別の方法で解決するカテゴリ違いのツールとも比較検討される点が特徴です。検討期間の長さや関与者の多さという一般的なBtoB特性に加えて、代替手段の幅が広いこともSaaS特有の論点です。検討の土俵に上がる相手は、必ずしも同業他社とは限りません。 比較記事を書くときは、隣接カテゴリまで対象を広げて設計してみてください。

情報収集・比較検討・導入決定の3フェーズでキーワードを割り振る

検討フェーズをキーワードに落とし込むときは、情報収集・比較検討・導入決定の3段階への割り振りが出発点です。Googleは「ページとさまざまな検索語句との関連性を把握できるため、ページにそのとおりの語句を明示的に使用する必要はありません。」という説明です。言い回しをすべて網羅する必要はなく、関連性の把握はGoogle側の仕組みに委ねられる部分です。

体制構築からコンテンツ制作、効果検証までの基本ステップ

体制構築→キーワード設計→コンテンツ制作→効果検証という型なら、大きな体制がなくても着手できます。Googleはスターターガイドで、見出しの数について「魔法の見出し数といったものも存在しない」とし、長さについても「魔法の文字数も、最小や最大の文字数も存在しません」と述べています。型を整えるより先に、まず着手して回し始めることに意味があるのです。

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

①比較記事は同業他社と比較するのが定石だとよく言われます。②あるBtoB向けクラウドサービスの支援では、同業他社との比較記事より、別カテゴリのツールとの違いを説明した記事のほうが反応の良さがうかがえました。③比較記事は同業だけでなく、隣接カテゴリまで対象を広げて設計する価値があります。

出典:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド|Google 検索セントラル

トライアル登録・資料請求につなげるCV設計と、登録後に離脱される理由

記事のCV設計は「つなげる」ところで終わりがちですが、SaaSでは登録後の体験まで含めて設計する必要があります。登録数だけを追っていると、増えたはずのリードが定着せずに消えていきます。記事の役割は、登録させることではなく、期待どおりの体験まで橋渡しすることです。以下では導線の基本設計と、登録後に離脱が起きる典型的な理由の両方を見ていきましょう。

訪問から記事閲読・トライアル登録・利用開始・有料化へと縦に狭まるファネル図。登録直後から利用開始までの区間に警告アイコンで離脱リスクを示す

記事ごとにCTAを変える基本設計

資料ダウンロード・無料相談・トライアルなど複数のCVポイントを、記事の内容に合わせて出し分けるのが基本設計です。ゲート付きコンテンツについてGoogleは「ペイウォールの内側にあるすべてのコンテンツを Google が参照できるようになっていて」いれば「クローキングとは見なされません。」と説明しています。これは見なされない条件の説明であり、「ゲート付き資料がSEOで有利になる」という話ではないのです。

トライアル登録後に離脱される典型的な理由

「トライアルにつなげる」ことだけを目的にした記事は、登録前の期待と登録後の実体験にズレが生じやすくなります。記事で描いた使用感とオンボーディングの実際の難易度が食い違うと、登録した見込み顧客は初期設定の途中で離脱していきます。CV設計は登録ボタンの見た目より、登録後の体験と記事の約束が一致しているかを先に確認すべき論点です。

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

①CTAは複数用意すれば良いとよく言われます。②あるサブスクリプション型サービスのトライアル導線では、記事の訴求内容とオンボーディング時の体験にズレがあり、離脱につながっている様子がうかがえました。③CV設計は登録ボタンの見た目より、登録後の体験と記事の約束が一致しているかを先に確認する価値があります。

出典:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー|Google 検索セントラル 出典:noindex を使用してコンテンツをインデックスから除外する|Google 検索セントラル

SPA・JavaScriptで作られたSaaSサイトの技術的SEO——サブドメインとレンダリングの通説を検証する

SaaSはReact・Vue・Next.jsなどのJavaScriptフレームワークで作られていることが多く、Googleはこうしたフレームワークを使うサイトのSEOについて「一般的に他の種類のウェブサイトで行うよりも複雑です」という認識です。ここで扱うのは、サブドメインとレンダリングにまつわる通説です。

出典:Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する|Google 検索セントラル

クロール・レンダリング・インデックス登録の3ステージを矢印でつなぎ、各段階の下にステージング環境の残置・App Shellでコンテンツが見えない・canonicalの誤設定というSaaSに多いつまずきを注記した技術フロー図

ヘルプセンターをサブドメインに置くと不利、という説の実際

Googleはスターターガイドの「重要でないと考えること」に「サブドメインかサブディレクトリか」を挙げ、ビジネス上意味があればどちらでも構わないとしています。一方でクロール バジェットの計算はホスト名ごとに別です。「不利ではない」と言い切ることはできませんが、大規模サイトではクロール配分の観点で差が出ることもあります。

出典:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド|Google 検索セントラル 出典:クロール バジェットを最適化する|Google クロール インフラストラクチャ

GoogleはJavaScriptを実行できるが、レンダリングという別フェーズが必要になる

Googleはクロール中、Chromeの最新版でページをレンダリングし、検出したJavaScriptを実行します。ただしApp Shellモデルを使うサイトでは、最初のHTMLに実際のコンテンツが含まれず、JavaScriptを実行して初めて中身が現れます。クロール・レンダリング・インデックス登録という3つのフェーズに分かれる点が、SPAで作られたSaaSサイトの構造を捉えるうえでの前提です。

出典:Google の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について|Google 検索セントラル 出典:JavaScript SEO の基本を理解する|Google 検索セントラル

SPAはダイナミックレンダリングで対応すべき、という理解は過去のもの

Googleはダイナミック レンダリングを「回避策」と位置づけ、根本的な解決策ではないとしています。現在は「推奨される解決策ではありません」と明記されており、サーバーサイド レンダリングや静的なレンダリング、ハイドレーションでの解決を勧めています。サーバー側でのレンダリングは「有効な方法として検討してみてください」という程度の位置づけです。

出典:回避策としてのダイナミック レンダリング|Google 検索セントラル

重複コンテンツは「ペナルティ」ではない、ただしステージング環境の残置に注意

重複コンテンツが生じる原因としてGoogleは、意図的でないバリエーションの例に「クローラーがアクセスできる状態のままサイトのデモ版が残っている場合」を挙げています。重複コンテンツの発生自体はGoogleのスパムポリシー違反にはならず、通常のことだとされています。ステージング環境やデモ環境の放置は、SaaSで最も起きやすい事故のひとつです。

出典:URL 正規化とは何か|Google 検索セントラル

noindexで正規ページを選ばせない、canonicalは絶対パスで書く

正規ページの選択を妨げる手段としてnoindexを使うと、そのページがGoogle検索から完全にブロックされてしまうため、Googleはこの使い方をおすすめしていません。rel=”canonical” link要素の指定は、相対パスではなく絶対パスが原則です。相対パスは意図せずテストサイトのクロールを許可してしまうなど、長期的に問題が生じる可能性があります。

出典:rel=”canonical” などを利用して正規 URL を指定する方法|Google 検索セントラル 出典:アドレス変更ツール|Search Console ヘルプ

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

①SPAはSEOに弱いのでSSR化すべきだとよく言われます。②あるクラウド型サービスのサイトでURL検査ツールを使ったところ、レンダリング後のHTMLにコンテンツが表示されず、インデックスされていないケースがありました。③SSR化の是非を議論する前に、まずURL検査でレンダリング後の見え方を確認するほうが優先順位は高くなります。

E-E-A-Tと生成AI検索——SaaSのSEOのランキング要因という通説を検証する

AI検索時代にはE-E-A-Tや著者情報の強化がよく語られます。ただしGoogleの公式情報を確認すると、その扱いには順序と条件があるとわかります。ランキング要因かどうかという問いに絞ると、答えは通説と食い違う部分もあるのです。以下、公式ドキュメントの記述にあたりながら通説を一つずつ検証していきましょう。

左パネルにコアランキングシステムから通常の検索結果とAI Overview/AIモードへ矢印が伸びる図、右パネルにSEO業者を選ぶ3つの視点のチェックリストカードを並べた2パネル構成図

E-E-A-Tはランキング要因ではないが、無関係でもない

GoogleはE-E-A-T自体について「ランキングに直接影響する要因ではありません」としつつ、同じ一文で「E-E-A-T が優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使用すること」は有効だとも述べています。スターターガイドも「いいえ、そのようなことはありません。」と答えていますが、これは軽視してよいという意味ではないのです。 著者の専門分野が伝わるバイライン表示も、評価質問のひとつです。

生成AI検索でも、SEOのベストプラクティスは引き続き有効

生成AI検索でもSEOのベストプラクティスが有効かという問いに、Googleは手短に言えば有効だと答えました。根拠は「コアとなる検索ランキングと品質システムに根差している」という点です。AEOやGEOも「生成 AI 検索向けに最適化することは検索エクスペリエンス向けに最適化することであり、SEO の範疇にあります。」としています。

特別なファイルは不要。ただし「コモディティ化されたコンテンツ」は評価されない

AI機能に表示されるために「新たにコンピュータが解読可能なファイルや AI テキスト ファイル、マークアップを作成する必要はありません」というのがGoogleの説明です。一方、誰でも書けるような一般的なヒント集は「コモディティ化されたコンテンツ」と呼ばれ、独自の洞察をほとんど提供しないものと位置づけられました。検索バリエーションを網羅するための量産ページは、スパムポリシーに違反しうるとも述べています。

SEO業者に依頼するタイミングと、期待してはいけないこと

Googleの言明は「Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。」というものです。SEO業者を利用する最適なタイミングは、サイトの再構築や新しいサイトの開設を検討しているときで、早ければ早いほど良いという位置づけです。サードパーティのSEOツールはGoogleの内部ランキングデータにアクセスできず、パフォーマンスを保証することもできません。

良いSEOアドバイスの見分け方——発注前に確認する3つの質問

良いアドバイスの見分け方についてGoogleは、「データや経験に基づいて主張を意見として位置づけたものや、Google 検索の公式ガイダンスを引用して主張を裏付けたもの」を優れたアドバイスの条件として挙げています。裏を返せば、根拠を示さない断定は判断材料にならないということです。発注前に確認したい質問は、次の3点です。

1. Google検索の基本事項に準拠しているか 2. 期待される結果とその時期、成果の測定方法が明確か 3. 推奨事項の裏付けとしてGoogle公式ドキュメントを引用しているか

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

①AI検索時代はE-E-A-Tと著者情報を強化すべきだとよく言われます。②著者情報を明示しただけでは順位に動きが出ず、記事の中身(実体験に基づく具体的な記述)を変えたときに変化が見られたことがありました。③著者情報は信頼性の土台であり、それ単体が順位を上げる魔法ではありません。

出典:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google 検索セントラル 出典:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド|Google 検索セントラル 出典:Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する|Google 検索セントラル 出典:AI 機能とウェブサイト|Google 検索セントラル 出典:SEO 業者の利用を検討する|Google 検索セントラル 出典:サードパーティの SEO ツール、サービス、アドバイスの使用に関する Google 検索のガイダンス|Google 検索セントラル

獲得だけで終わらせない——解約防止につながるヘルプセンター・ドキュメントのSEO

マーケ専任者が少ない体制でも着手しやすい打ち手として、まずはヘルプセンターの検索最適化から始めるという選択肢があります。体制構築の優先順位は中小企業のSEO対策は何から始める?優先順位と時間の使い方を解説でも扱いました。すでに社内に情報が揃っているぶん、新規記事より着手しやすい領域です。問い合わせの多い質問から順にページ化していけば、そのまま検索需要のある記事になります。

不明点を抱えたユーザーが検索し、ヘルプ記事で自己解決するか問い合わせるかに分岐し、自己解決の先に継続利用、問い合わせの先に対応コスト増を配置したユーザージャーニー図

なぜヘルプセンター・製品ドキュメントのSEOがチャーン対策になるか

獲得を目的にしたオウンドメディア施策とは別に、ヘルプセンターや製品ドキュメントの検索最適化には、既存ユーザーの自己解決率を上げ、問い合わせコストとチャーンを下げる役割があります。Googleは評価質問に「実際に商品やサービスを使用したり、ある場所を訪れたりした経験に基づく特別な知識」を挙げました。製品を運用して得た知見は、この質問と直接結びつく強みです。

大規模なドキュメントサイトほど、サイト構造とクロールの効率化が効いてくる

数千以上のURLを含むサイトでは、ディレクトリで類似トピックをまとめることがクロール頻度の学習に寄与するとGoogleは述べています。クロール バジェットの最適化ガイドが対象とするのは、重複のないページが1万以上で毎日更新されるような中規模以上のサイトです。ヘルプセンターやAPIドキュメント、多言語展開があると1万ページを超えることもあり、その場合は条件付きで関係してきます。

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

①SEOはリード獲得の手段として語られがちで、既存顧客向けのコンテンツは後回しにされやすいと感じます。②あるサブスクリプション型サービスの支援では、ヘルプページの構成を整理して検索から迷わずたどり着けるようにしたところ、関連する問い合わせの傾向に変化がうかがえました。③獲得のためのSEOと定着のためのSEOは設計目的が異なり、両方を持つ企業のほうが長期的には効率が良くなりやすくなります。

出典:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google 検索セントラル 出典:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド|Google 検索セントラル 出典:クロール バジェットを最適化する|Google クロール インフラストラクチャ

合同会社ワンブリマーケティングについて

合同会社ワンブリマーケティングは、SEO・オウンドメディア運用・生成AI活用支援を専門とする企業です。専任のマーケ担当を置きにくい事業者のリソース制約を踏まえ、検索行動の変化や技術的な制約に配慮した支援を行っています。 SaaSに限らず、自社の業界事情に合わせた進め方を知りたい場合や、外部に相談しながら社内の体制を整えたい場合は、お問い合わせからご相談ください。

SaaSのSEO対策についてよくある質問

Q1. SaaS企業はSEOと広告のどちらを優先すべきか?

検討期間が長く比較検討されやすいSaaSの購買行動では、広告には即効性、SEOには中長期の資産形成という役割の違いがあります。両方をゼロか100かで選ぶのではなく、事業フェーズに応じて配分を変える考え方が土台になります。 断定的な費用相場については、前提が事業ごとに異なるため本記事では扱わない方針です。

Q2. SaaSのSEOはどれくらいの期間で成果が出るか?

具体的な月数は、事業モデルによって前提が大きく異なるため一概には言えないところです。トライアル型のSaaSと商談型のSaaSでは、検討期間もコンテンツの効き方も変わってきます。 まずは自社の商流がどちらに近いかを整理してみてください。トライアル型なら記事から申し込みまでの距離を、商談型なら決裁者向けの説明材料を優先しましょう。

Q3. SaaS企業が最初に着手すべきコンテンツは何か?

体制構築からキーワード設計、コンテンツ制作、効果検証という基本ステップが出発点です。Googleは「魔法の文字数も、最小や最大の文字数も存在しません」としており、完璧な網羅を目指す必要はありません。着手できる範囲から始めるのが優先です。 問い合わせの多い質問をページ化するところからでも、検索需要のある記事になります。

Q4. トライアル登録した見込み顧客が離脱しやすいのはなぜか?

記事の訴求内容と、トライアル登録後の実体験(オンボーディングや初期設定の難易度)にズレがあることが主な要因です。「トライアルにつなげる」ことだけを目的にした記事ほど、このズレが起きやすくなります。 登録数ではなく、登録後に使い始めた人の数を見るようにしてください。記事で描いた使用感と初期設定の実際が一致しているかを確認しましょう。

Q5. 新規顧客獲得だけでなく、既存顧客の解約防止にもSEOは効くか?

ヘルプセンターや製品ドキュメントの検索最適化は、既存ユーザーの自己解決率を高める形でチャーン対策につながります。獲得を目的にしたオウンドメディア施策とは別の設計目的を持つ打ち手です。 すでに社内に情報が揃っているため、新規記事より着手しやすい領域でもあります。問い合わせの多い質問から順にページ化していきましょう。

まとめ:獲得と解約防止の両輪でSaaSのSEOを進めよう

SaaSのSEOは、新規リード獲得のためのコンテンツ設計だけで終わらせず、獲得と定着(解約防止)の両輪で設計する必要があります。比較対象は同業だけでなく別カテゴリのツールにも及び、トライアル登録後の離脱という因果まで見た導線設計が欠かせません。 サブドメイン・レンダリング・E-E-A-Tといった通説の一部は公式情報で確認すると実態が異なり、ヘルプセンターや製品ドキュメントの検索最適化は獲得側とは別の目的(解約防止)を持つ打ち手です。まずは自社サイトのキーワード戦略・CTA導線・技術構成・ヘルプセンターのうち、着手できていない領域を洗い出すところから始めてみてください。

星野 和大
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表
オウンドメディアを自ら立ち上げて売却し、SEOスタートアップの創業メンバーとしてメディアのグロースに従事。事業会社でのマーケティング、フリーランスとしての戦略立案を経て現職。生成AI領域では国内最大の生成AI活用支援コミュニティで講師を務め、企業研修・カンファレンス登壇も多数。
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自社の場合はどうか、一緒に見ます

初回相談は無料です。現状を伺い、何から着手すべきかを整理します。