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SEOのリライトとは?Google公式の見解をもとに手順と反映時期を解説

SEO 公開:2026.08.14 更新:2026.08.16
SEOのリライトとは?Google公式の見解をもとに手順と反映時期を解説のアイキャッチ画像
合同会社ワンブリマーケティング 代表 星野和大
執筆
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

オウンドメディアを自ら立ち上げて売却し、SEOスタートアップの創業メンバーとしてメディアのグロースに従事。事業会社でのマーケティング、フリーランスとしての戦略立案を経て現職。生成AI領域では国内最大の生成AI活用支援コミュニティで講師を務め、企業研修・カンファレンス登壇も多数。

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SEOのリライトで記事を直しても順位が動かない、何から着手すべきか分からない——そんな悩みをよく聞きます。「リライト」はGoogle公式ドキュメント21本を数えても1件も出てこない言葉です。本記事では公式が求める運用を一次資料から整理し、優先順位の付け方と反映までの期間の目安を解説します。読み終えたあとにやることは1つ、表示回数とクリック数で自社の記事を並べ替える作業です。

「リライト」はGoogle公式ドキュメント21本に1件も出てこない——公式が使う言葉は「確認・更新・削除」

対比図。左に「リライト」という現場の言い方のカードを1枚、右にGoogle公式が使う「確認する」「更新する」「削除する」「コンテンツの書き換えや再構成」という言葉のカードを並べ、同じ作業を指すが公式の言葉ではないという注記を添えた図

SEOのリライトという言葉は、現場で日常的に使われています。ですが、Google公式ドキュメント日本語版21本を機械的に数えたところ、「リライト」という語の出現回数は0件でした。Googleが実際に使う言葉は、公開済みのコンテンツを確認し、必要なら更新し、的外れになったら削除するという運用の言葉です。この言葉のズレが出発点です。

Google公式が使う言葉は「確認する→必要なら更新する→的外れになったら削除する」

公式SEOスターターガイドは、魅力的で役立つコンテンツの条件の一つとして「コンテンツが最新: 公開済みのコンテンツを確認し、必要なら更新し、的外れになったら削除します。」と説明しています。「確認する→更新する→削除する」という3段階が、Googleが公式に位置づけている唯一に近い運用の言葉です。リライトという語は使われていません。

最も近い公式表現は「コンテンツの書き換えや再構成」——ただし「かもしれません」という留保付き

日本語で「リライト」に最も近い公式表現は、コアアップデートのページにある一文です。Googleは「どうすればコンテンツを有意義な方法で改善できるかを考えましょう。たとえば、コンテンツの書き換えや再構成により、そのページが読者にとって読みやすく、移動しやすいものになるかもしれません。」としています。外してはいけないのが、この「かもしれません」という留保です。

他人のコンテンツの焼き直し・言い換えは低評価の対象になりうる

公式SEOスターターガイドは、独自性の条件として「誰かが公開したコンテンツの焼き直しはしないでください。」と明記しています。検索品質評価ガイドラインも、ページの主要なコンテンツが、他のページにある独自性のない内容を言い回しや構成を変えて含んでいる場合は「言い換えられたもの」と見なすとしており、上位記事を見て書き直す型のリライトでは、この基準を意識しておく必要があります。

出典:Google 公式 SEO スターター ガイド|Google 検索セントラルGoogle 検索のコア アップデートとウェブサイト|Google 検索セントラルGeneral Guidelines|Google(検索品質評価ガイドライン・PDF)

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

「Googleがリライトを推奨している」という言い方をよく聞きます。あるBtoB製造業のメディア支援では、担当者の方が「リライトすれば順位が戻る」という前提で予算確保を進めようとし、根拠となる一次情報を示せない場面がありました。施策の言葉の出どころを確認する習慣が、社内の予算判断の質を上げると感じています。

リライトする記事の選び方——掲載順位だけを見ない

横軸に表示回数、縦軸にクリック数・CTRを取った2軸4象限マトリクス。表示回数は多いがクリックが少ない象限を最優先ゾーンとして強調色で囲んだ図

リライトする記事の選び方について、多くの解説記事は掲載順位の順位帯やCTRだけで語ります。ですが順位の絶対値だけを基準にすると判断を誤ります。「税理士のSEO対策は何を押さえる?税理士法と情報鮮度から解説」で扱った情報鮮度の視点、「SaaSのSEO対策は獲得だけでいい?解約防止まで見据えた進め方を解説」で扱った成果指標の視点もあわせ、公式の考え方を確認していきます。

順位の絶対値よりインプレッションとクリック数を見る

Googleは「一般に掲載順位の絶対値については、それほど重要視する必要はありません。最終的にサイト成功の指標となるのは、インプレッションとクリック数です。」としています。表示回数は変わらずクリックだけ減っているなら、タイトルやスニペットが最適でない可能性があるとも説明されています。リライト対象を選ぶ物差しは、順位ではなくこの2指標です。

「放置されて不正確」になっている記事を優先する

鮮度についてのガイドラインの記述は二段構えです。まず「鮮度は、ページ品質の評価においては一般にあまり問題になりません。」としています。問題は古さより放置のほうです。同ガイドラインは「放置・放棄された古いウェブサイトや、放置され不正確・誤解を招くコンテンツは、ページ品質を低く評価する理由になります。」とも述べています。優先すべきは「古い記事」ではなく、放置されて内容が不正確になっている記事です。

すでにパフォーマンスが良好な記事には根本的な変更を加えない

すでに良好な記事は原則として触らない、というのが公式の立場です。コアアップデートのページは「順位の低下が小さい(2 位から 4 位に下がった)場合: 抜本的な対策を講じる必要はありません(実際、すでにパフォーマンスが良好なコンテンツに変更を加えないことをおすすめしています)。」としています。わずかな順位変動は常に起こり得るともされており、良好な記事に手を入れる優先度は低いままです。

出典:Google 検索トラフィックの減少をデバッグする|Google 検索セントラルGeneral Guidelines|Google(検索品質評価ガイドライン・PDF)Google 検索のコア アップデートとウェブサイト|Google 検索セントラル

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

順位が下がった記事から手を付けるべきだ、とよく言われます。あるBtoB製造業のメディアでは、順位11位の記事より、順位5位でも表示回数が多くクリックが伸びていない記事を直したほうが流入増につながった例がありました。順位ではなく表示回数とクリックのかけ合わせで優先度を決めるほうが、結果につながりやすいと考えています。

SEOリライトの手順3段階——確認・更新・削除(Google公式の順序)

確認する、更新する、削除するの3段階を横向きの矢印でつないだフロー図。削除のみ最終手段として弱いトーンで区別した図

SEOリライトの手順は、解説記事ごとに独自のステップ数でフレーム化されています。ですが公式が実際に述べているのは、確認・更新・削除という3段階の順序だけです。「BtoBのSEOとBtoCの違いとは?検索者と決裁者のズレから解説」で扱った決裁者への説明という文脈でも、この3段階はそのまま使えます。各段階の中身が具体的に見えてくるのは、公式の記述をたどったときです。

Step1|自己評価の質問に照らして確認する

Googleは「以下の質問に照らしてご自身のコンテンツを評価することで、作成しているコンテンツが有用で信頼できるものであるかどうかを判断できます。」としています。質問の一つが「コンテンツが他のソースを参考にしたものである場合は、単なるコピーや書き換えではなく、付加価値とオリジナリティを十分に示すものですか。」です。

Step2|長期的に持続可能な書き換え・再構成を行う

コアアップデートのページは「代わりに、ユーザーにとって意味があり、長期的に持続可能な変更に焦点を当ててください。」としています。SEOに悪影響があると耳にしたという理由だけでページ要素を削除するような、その場しのぎの修正は避けるべきだとされています。更新の対象は、読みやすさと移動しやすさに関わる見出し・構成・内部リンクにまで及ぶ範囲です。

Step3|削除は最終手段——修正不可能と判断したときだけ検討する

Googleは「コンテンツの削除は最終手段であり、そのコンテンツが修正不可能だと判断した場合にのみ検討すべきことです。」としています。続く一文の対象は、検索エンジン対策のために作られたセクションを消す場合です。「有益性の低いコンテンツを削除すると、サイト上の有益なコンテンツのパフォーマンスが向上する可能性があります。」削除の検討に入るのは、確認と更新を済ませたあとです。

出典:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google 検索セントラルGoogle 検索のコア アップデートとウェブサイト|Google 検索セントラル

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

「リライト=とにかく書き直す」という認識は根強くあります。ある士業事務所のサイト支援では、書き直す前に自己評価の質問に照らしていただいたところ、独自性の欠如こそが本質的な課題だと分かった場面がありました。書く前に診断してから手を動かすほうが、結果的に手戻りが少なくなります。

「日付だけ更新する」リライトが評価されない理由

NG例として本文は同じで日付だけ変更したケースに×印、OK例として本文を実質的に変更し日付も更新したケースに○印を付けた2パネル対比図

更新日を最新にすることをルールとして掲げる解説記事は少なくありません。ですが公式が実際に述べているのは逆です。中身を変えずに日付だけ変える行為や、新鮮に見せるための大量追加・削除は、避けるべき行為として名指しされています。日付の扱いを取り違えると、手間をかけたのに評価がまったく動かないという結果になります。この2つの否定と、サイトマップのlastmodの扱いが、以降の焦点です。

実質的な変更なしに日付を変える行為は、Googleの自己診断の質問に名指しされている

ヘルプフルコンテンツのページは、避けるべき行為の自己診断質問として「コンテンツを実質的に変更していないにもかかわらず、ページを新鮮に見せるためにページの日付を変更していますか。」を挙げています。この質問に「はい」が当てはまるなら、作成方法を再評価する必要があるという警告です。更新日の表示は、Googleが署名日を推定する材料の一つにすぎず、順位を動かすレバーとしては位置づけられていません。

大量追加・大量削除で「新鮮に見せる」こともランキング向上にはつながらない

同じページは「大量の新しいコンテンツを追加したり大量の古いコンテンツを削除したりしていますか(そのようなことをしてもランキングは向上しません)」とも述べています。これは「サイトを新鮮に見せるための量的な操作」を否定する記述です。個別に修正不可能と判断した記事を最終手段として削除することとは、区別して理解する必要があります。

サイトマップのlastmodも「一貫して正確」でなければ使われない

サイトマップの日付も同じ考え方です。作成と送信のページは「Google は、 値が一貫して正確であることを(ページの最終更新との比較などにより)検証できる場合に、この値を使用します。」としています。つまり、日付の正確さが前提です。「著作権の日付の変更は重要な更新とは見なされません。」とも明記され、全記事の一括更新は公式の記述と逆です。priority と changefreq は無視されるとも述べています。

出典:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google 検索セントラルサイトマップの作成と送信|Google 検索セントラル

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

「更新日を新しくすれば評価される」という運用は、今も根強く残っています。あるサービス業のサイトでは、更新日だけ変えて中身をほとんど変えていなかった記事群が、その後も順位が動かなかった例を見てきました。日付更新は結果を生む施策ではなく、中身を変えた証拠として使うべきものだと考えています。

リライトの効果はいつ出る?反映までの期間は公式ページごとに数字が違う

数直線上に反映までの期間を出典別に4段の矢印レンジで示した図。SEOスターターガイドの数時間から数か月、コアアップデートページの数日から数か月、クロールの数日から数週間、URL検査ツールの1〜2週間と通常1日を並べた図

「リライトすれば2週間で上がる」「2〜3か月は様子を見る」——解説記事によって主張はさまざまです。むしろGoogle公式ページ自体が複数の異なる数字を書いており、単一の答えはありません。反映までの時間を1つの数字で社内に約束してしまうと、あとで説明がつかなくなります。公式ページごとの数字の違いを並べることが、見積もりの出発点です。

「数時間〜数か月」「数日〜数か月」——公式の幅を並べて示す

反映までの時間について、公式SEOスターターガイドの記述はこうです。「変更した結果が Google 側に反映されるまでにはある程度の時間がかかります。数時間かかる変更もあれば、数か月かかる変更もあります。」コアアップデートのページが示すのは、数日から数か月という別の幅です。公式ページのあいだでも数字はそろっていません。同ガイドは、効果の確認は数週間待ってから行うことをすすめています。

再クロールを何度リクエストしても早くはならない

再クロールをリクエストするページの説明はこうです。「クロールには数日から数週間かかることがあります。」URL検査ツールのヘルプが示すのは、1〜2週間と通常1日の二つの数字です。同ページは「なお、個々の URL の送信には上限があり、同じ URL に対して再クロールを何度もリクエストしても、早くクロールされることはありません。」と明記しています。何度も申請すれば早まる運用は、この一文とぶつかる考え方です。

変更しても、目に見える変化が現れる保証はない

変更が必ず結果に結びつくわけではない、という点も公式の明記事項です。コアアップデートのページは「ただし、ウェブサイトに変更を加えても、検索結果に目に見えて変化が現れる保証はありません。」としています。数か月経っても効果が見えない場合は、次のコアアップデートまで待つ必要があるかもしれないという説明です。一方で、効果の確認に必ずしも大規模なコアアップデートを待つ必要はないとも書かれています。

出典:Google 公式 SEO スターター ガイド|Google 検索セントラルGoogle 検索のコア アップデートとウェブサイト|Google 検索セントラルURL の再クロールを Google にリクエストする|Google 検索セントラルURL 検査ツール|Search Console ヘルプ

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

「リライトすれば◯週間で上がる」という説明をよく耳にします。同じ月に複数記事をリライトした支援先では、反映のタイミングが記事ごとにばらつき、数日で動いたものと2か月動かなかったものが混在しました。単一の期待値ではなく、幅を前提にスケジュールを組むようにしています。

重複記事・カニバリの統合——ペナルティではなく「正規化」の問題

ペナルティではないと理解する段階から、正規化の手段をリダイレクト・canonical・サイトマップの効果順に選ぶ段階、noindexは非推奨として×印を添えた段階へ進む3段階フロー図

似たテーマの記事が複数あると「重複ペナルティ」を受けると心配される方は少なくありません。ですが公式の説明はそうなっていません。問題はペナルティではなく、ユーザー体験の毀損と、正規化によって表示されるURLが1つに絞られることです。統合すべきかどうかを判断する前に、何が起きているのかを正しく切り分ける必要があります。重複の切り分け方と、統合手段の優先順位。この2点が要点です。

重複コンテンツはスパムポリシー違反ではない

公式SEOスターターガイドの説明はこうです。「サイトに重複コンテンツがあっても Google のスパムポリシー違反にはなりませんが、ユーザー エクスペリエンスを損ない、重要ではない URL に検索エンジンのクロール リソースを浪費させてしまう可能性があります。」挙げられた問題は、ペナルティではなく体験の毀損とクロールの浪費です。「重複コンテンツはペナルティになる」という認識は、この記述と一致しない理解です。

統合の手段には公式の優先順位がある——リダイレクト>canonical>サイトマップ

では、重複を統合するときはどの手段を選べばよいのか。正規URLを指定する方法のページは、複数の手段を挙げたうえで「正規化に対する効果が高い順に、以下の方法があります。」としています。その順序は、リダイレクト、rel=”canonical” link アノテーション、サイトマップへの記載です。リダイレクトが最も強く、サイトマップへの記載が最も弱いシグナルという位置づけです。

noindexでの重複処理・削除ツールの正規化利用は公式に非推奨

同ページは「1 つのサイト内で正規ページの選択を妨げる手段として noindex を使用することは、そのページが Google 検索から完全にブロックされてしまうため、おすすめしません。」としています。「正規化の目的で URL 削除ツールを使用しないでください。」とも明記されており、noindexも削除ツールも正規化には使いません。

出典:Google 公式 SEO スターター ガイド|Google 検索セントラルrel=”canonical” などを利用して正規 URL を指定する方法|Google 検索セントラル

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

「似た記事があるとペナルティを受ける」という誤解は根強くあります。カニバリを起こしていた2記事をリダイレクトで統合した支援先では、統合後にシグナルが1つのURLへ集約された変化を確認できました。まずペナルティかどうかを切り分け、必要であれば統合手段の優先順位に沿って進めるべきだと考えています。

AIでのSEOリライトは有効か——「方法」でなく「目的」で判定される

AIを使う目的を分岐点に、ランキング操作が主目的の場合はスパムポリシー違反として赤系で示し、ユーザーへの価値提供が主目的の場合は品質次第で評価対象になるとアクセントカラーで示したYes/No判定フロー図

AIでリライトすれば時短できて順位も上がる、という期待をよく耳にします。ですがGoogleが判定するのは使用したツールではなく、コンテンツを作る目的です。AIを使ったから減点される、使わなかったから加点される、という仕組みにはなっていません。焦点は、公式が何を違反と位置づけているのかと、日本語版でのポリシー名称のほうです。

ランキング操作が主目的のAI利用はスパムポリシー違反

Google検索セントラルブログは「検索結果のランキング操作を主な目的として、コンテンツ生成に自動化(AI を含む)を利用することは、スパムに関する Google のポリシーに違反します。」としています。ヘルプフルコンテンツのページも、目的がランキング操作ならスパムポリシー違反だという同じ立場です。使ったツールの種類そのものは問われません。

日本語版のポリシー名称は「大量生成されたコンテンツの不正使用」

スパムポリシーでの名称は「大量生成されたコンテンツの不正使用」です。Googleは「ユーザーをサポートすることではなく、検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成することを指します。」と定義しています。英語版の Scaled content abuse を直訳した「スケーリングされたコンテンツの不正使用」は、日本語の公式ページにない表記です。社内資料に直訳が残っていないか確かめてください。

AIを使うこと自体に特別なメリットはない——評価されるのは内容

AIを使うこと自体の損得についても、公式の書き方は明快です。Googleは「AI を使用したからといってランキングに関して特別なメリットがあるわけではありません。」としています。評価の対象になるのは中身のほうです。同じ段落には「作成方法ではなく、内容が評価の対象となります。」と明記されています。AIの利用を開示することも、Googleが勧めている運用です。

出典:AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス|Google 検索セントラル ブログGoogle ウェブ検索のスパムに関するポリシー|Google 検索セントラルSpam policies for Google web search|Google Search Central(英語版)有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google 検索セントラル

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

「AIでリライトすれば時短できて順位も上がる」と期待されることがよくあります。AIで大量に書き換えた記事群を精査した際、独自の一次情報がほとんど無い状態だった支援先がありました。AIは時短の手段であり、独自性を足す工程は人が担う必要があると感じています。

限られた人員でのリライト優先順位——中小企業・少人数チームの進め方

放置されて不正確な記事を洗い出す、表示回数はあるがクリックが弱い記事を選ぶ、まとめて着手しlastmod付きサイトマップで送るという3段階の優先順位ステップ図

マーケ担当が1人、あるいは兼任という体制で「全記事をリライトしたい」という相談を受けることは珍しくありません。「中小企業のSEO対策は何から始める?優先順位と時間の使い方を解説」でも触れましたが、限られた人員では優先順位づけが成果を左右します。E-E-A-Tにどれだけ工数を割くかは、その位置づけを確かめてからの判断です。

E-E-A-Tはランキング要因ではない——工数を割く前に見るべきこと

公式SEOスターターガイドは「Google が重要でないと考えること」の一つに「E-E-A-T をランキング要因と考える」を挙げ、その回答は「いいえ、そのようなことはありません。」の一文です。E-E-A-T自体はランキングに直接影響する要因ではないと、ヘルプフルコンテンツのページも同じ立場を示しています。

自社対応と外注の境目をどう引くか

自社対応と外注の境目に絶対の基準はありません。判断材料になるのは、放置されて不正確になっている記事の数と、それを確認・更新できる社内工数です。記事数が数十本を超え、確認だけでも手が回らない場合は、優先順位づけの設計だけでも外部に相談する選択肢があります。逆に数本であれば、自己評価の質問に照らすところから自社で始められます。

まとめて着手し、lastmod付きサイトマップで送るのが公式が示す最適解

Search Consoleヘルプは「多数の新規ページまたは更新ページのインデックス登録をリクエストするには、更新ページを でマークして、サイトマップを送信するのが最適な方法です。」としています。1記事ずつURL検査ツールで申請するより、まとめて着手し、サイトマップで送るほうが公式の推奨に沿った運用です。

出典:Google 公式 SEO スターター ガイド|Google 検索セントラル有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google 検索セントラルURL 検査ツール|Search Console ヘルプ

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

「全部の記事をリライトしたい」というご要望はよく受けます。Web担当が兼任1名だった小売業の支援先では、実際に月内で着手できたのは3〜5記事程度でした。全件着手を目指すのではなく、束ねて優先順位をつける運用のほうが現実的だと考えています。

合同会社ワンブリマーケティングについて

合同会社ワンブリマーケティングは、SEO・オウンドメディア運用・生成AI活用支援を専門とする企業です。本記事のように、Google公式ドキュメントを一次資料として確認し、俗説と切り分けたうえでリライトの優先順位を設計する支援を行っています。中小企業からBtoB企業まで、社内の運用体制に合わせたリライト計画づくりを支援しています。自社の記事の見直し方を相談したい場合は、お問い合わせからご連絡ください。

SEOのリライトについてよくある質問

Q1. SEOにおけるリライトとは何ですか?

本記事で数えたGoogle公式ドキュメント21本に「リライト」という語は1件もありません。Googleが使う言葉は、公開済みのコンテンツを確認し、必要なら更新し、的外れになったら削除するという運用の言葉です。改善の具体例としては、コンテンツの書き換えや再構成が挙げられています。世間で言う「リライト」は、この運用に近い作業を指す言葉です。

Q2. SEOリライトの効果はいつから出ますか?

公式SEOスターターガイドは、変更が反映されるまで数時間から数か月かかるとしています。コアアップデートのページが示すのは、数日から数か月という別の幅です。公式ページのあいだでも数字はばらばらです。加えて「ウェブサイトに変更を加えても、検索結果に目に見えて変化が現れる保証はありません。」とも明記されています。社内で共有するときに伝えるべきは、単一の期日ではなく幅のほうです。

Q3. SEOリライトはどのくらいの頻度で行うべきですか?

Google公式に、頻度のしきい値を示す記述はありません。分かっているのは、すでにパフォーマンスが良好なコンテンツには変更を加えないほうがよいということと、放置され不正確になったコンテンツが低評価の理由になるということです。自社で頻度の運用基準を定める場合は、この2点を軸に、良好な記事を除いて優先順位をつける形が公式の記述と整合します。

Q4. 無料で使えるSEOリライトツールはありますか?

記事を自動で書き換えるGoogle公式のツールはありません。公式が用意しているのは、書き換えた後の反映を確認・依頼するためのツールです。URL検査ツールでは「インデックス登録には 1~2 週間程度かかります。」とヘルプが説明しています。同じページには通常1日程度という別の数字もあり、幅のある記述です。もう一つが古いコンテンツの更新ツールで、検索結果に残る古い情報の更新を依頼できます。

Q5. AIでリライトしてもSEO効果はありますか?

AIを使うこと自体は禁止されていません。Googleが判定するのは、検索ランキングの操作を主な目的にしているかどうかという「目的」です。ランキング操作が主目的なら、大量生成されたコンテンツの不正使用としてスパムポリシー違反になります。作成方法ではなく内容が評価の対象になり、AIを使ったこと自体に順位面での特別なメリットはないとGoogleは説明しています。

まとめ:SEOのリライトはGoogle公式の物差しで優先順位をつけて進めよう

Google公式が求めているのは、公開済みのコンテンツを確認し、必要なら更新し、的外れになったら削除するという運用です。優先順位は掲載順位の絶対値でなく表示回数とクリック数のかけ合わせで判断し、反映までの期間は公式ページ間でも幅があります。AIも人力も、ランキング操作が目的なら評価されず、評価されるのは内容そのものです。まずは自社の記事を表示回数×クリック数で棚卸しし、放置されて不正確なものから着手してみてください。

星野 和大
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表
オウンドメディアを自ら立ち上げて売却し、SEOスタートアップの創業メンバーとしてメディアのグロースに従事。事業会社でのマーケティング、フリーランスとしての戦略立案を経て現職。生成AI領域では国内最大の生成AI活用支援コミュニティで講師を務め、企業研修・カンファレンス登壇も多数。
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自社の場合はどうか、一緒に見ます

初回相談は無料です。現状を伺い、何から着手すべきかを整理します。