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E-E-A-Tとは?ランキング要因ではない理由と高め方を解説

SEO 公開:2026.08.14 更新:2026.08.23
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合同会社ワンブリマーケティング 代表 星野和大
執筆
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

オウンドメディアを自ら立ち上げて売却し、SEOスタートアップの創業メンバーとしてメディアのグロースに従事。事業会社でのマーケティング、フリーランスとしての戦略立案を経て現職。生成AI領域では国内最大の生成AI活用支援コミュニティで講師を務め、企業研修・カンファレンス登壇も多数。

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「E-E-A-Tを高めれば順位が上がる」と「ランキング要因ではない」という説明が両方あり、どちらが正しいのか迷う方は少なくありません。Google公式はE-E-A-T自体をランキング要因とはしていませんが、品質評価の考え方としては使っています。本記事のテーマは、4要素の定義とTrustが中心である理由、実務施策の3点です。

E-E-A-Tとは?4要素の定義とガイドラインの出どころ

「現行の検索品質評価ガイドライン(2025年9月11日版・182ページ・static.googleusercontent.com配布)」と「よく引用される概要版(services.google.com配布・36ページ・2023年11月時点)」を左右に対比し、現行版を主役として強調した比較図

E-E-A-Tという略語を見聞きしても、正式名称や定義の出どころまで説明できる人は多くありません。定義の根拠になっているのは、Googleが検索品質評価者向けに公開しているガイドラインと、検索セントラルのヘルプページです。どちらも一般公開されており、原文をそのまま読める資料です。まずは4要素の定義と、根拠となるガイドラインの実体を確認します。

正式名称と4要素

4つの要素をまとめてE-E-A-Tと呼ぶ、というのがGoogleの公式ヘルプページの説明です。「どのコンテンツが、エクスペリエンス(Experience)、高い専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)、すなわち E-E-A-T の面で優れているかを判断するための要素の組み合わせを特定します。」

4要素それぞれの定義(ガイドライン原文ベース)

品質評価ガイドラインは3.4節で、4要素の定義を1つずつ示しています。ガイドラインは英語で公開されているため、本記事での引用は日本語訳です。「信頼(Trust):そのページがどの程度、正確で、誠実で、安全で、信頼できるかを検討してください。」 信頼だけ「ページ」が主語で、経験・専門性・権威性は「コンテンツ制作者」が主語です。品質評価ガイドラインでは4つ目を「Trust」と表記します。

現行版は2025年9月11日版182ページと36ページ概要版の違い

2026年8月13日時点で現行の検索品質評価ガイドラインは「General Guidelines」2025年9月11日版で、182ページあります。よく引用される services.google.com 配布のPDFは全文ではなく36ページの「概要版」で、2023年11月時点の内容です。全文版は同じURLのまま版が差し替わるため、節番号やページ数を引用する際は版と取得日を確認する必要があります。

出典:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google 検索セントラルGeneral Guidelines(検索品質評価ガイドライン 全文)Search Quality Rater Guidelines: An Overview(概要版)

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

一次ソースを確認する作業では、182ページの全文版と36ページの概要版を取り違えたまま資料を作っていた経験があります。ある支援先向けの提案資料で、節番号を引用する際に古い概要版のページ数を書いてしまい、後から全文版と突き合わせて修正しました。ページ数や版の日付は、資料に落とし込む前に必ず実物を確認するようにしています。

E-E-A-Tは検索順位に直接影響するランキング要因ではない

左に「よくある誤解:E-E-A-Tはランキング要因/評価者に高評価されると順位が上がる」、右に「Google公式の説明:E-E-A-T自体はランキング要因ではないが要素の組み合わせは有効・単一の評価は順位を直接動かさない」を配置した対比図

「E-E-A-Tを高めれば順位が上がる」という説明と、「ランキング要因ではない」という説明が併存しています。この論点については、SEOスターターガイド・公式ヘルプページ・品質評価ガイドライン本体の3か所に、それぞれ別の角度から記述があります。推測に頼らず判断できる領域です。ここで確認したいのは、公式の記述がどこまでを否定しているのかという線引きです。

Google公式が「重要でないと考えること」の一つに挙げている

GoogleのSEOスターターガイドには「Google が重要でないと考えること」という節があり、その最後の項目としてE-E-A-Tが取り上げられています。「E-E-A-T をランキング要因と考える いいえ、そのようなことはありません。」 同じ節には「メタ キーワード」や「キーワードの乱用」なども並んでおり、Googleが名指しで否定した誤解の一つという位置づけです。

「ランキング要因ではない」は「無意味」ではない

この否定は「気にしなくてよい」という意味ではありません。英語版の公式ヘルプページには、次の記述があります(日本語訳)。「E-E-A-Tそれ自体は特定のランキング要因ではありませんが、E-E-A-Tが優れたコンテンツを特定できる複数の要素の組み合わせを使うことは有用です。」 否定されているのは単一指標として順位を決める考え方です。

検索品質評価者の評価は個別ページの順位に反映されない

検索品質評価者による評価も、個々のページの順位には直接反映されません。品質評価ガイドライン本体は、単一の評価が特定のページの表示に直接影響することはなく、順位を上下させることもないと明記しています。オープンウェブの全ページを人手で個別に評価するのは現実的でないためです。評価者のスコアを上げれば順位が動く、という発想自体が成り立ちません。

出典:SEO スターター ガイド|Google 検索セントラル有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google 検索セントラルGeneral Guidelines(検索品質評価ガイドライン 全文)

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

「E-E-A-T対策をすれば順位が上がりますか」という質問を受けることがあります。ある事業会社の担当者から同様の質問を受けた際、Google公式が明確に否定している一次記述を示したところ、施策の優先順位を著者情報の整備からコンテンツの独自性の強化へ組み立て直した経緯があります。順位に直結する指標として説明するのは、公式の立場とは異なる説明です。

Trustが4要素の中心にある理由

中心にTrustを置き、その周囲にExperience・Expertise・Authoritativenessを配置して、3要素がTrustを支える関係を矢印で示した構造図(4要素を横一列には並べていない)

4要素は同格ではなく、Trustが中心にあるとGoogleは説明しています。E-E-A-Tを4つのチェック項目として横並びに扱うと、この順位づけを見落としがちです。経験や専門性を先に厚くしても、信頼に関わる部分が欠けていれば評価は積み上がりません。ここで確認するのは、品質評価ガイドラインがその理由をどう書いているかです。

品質評価ガイドライン3.4節の定義

E-E-A-Tの4要素は、品質評価ガイドライン3.4節で定義されています。「経験、専門性、権威性、信頼(E-E-A-T)は、いずれもページ品質評価における重要な考慮事項です。E-E-A-Tという一族の中心にある最も重要な一員が信頼(Trust)です。」 信頼できないページは、経験や専門性、権威性がどれほど高くてもE-E-A-Tが低いという非対称な関係にあります。

E・E・AはTrustを支える

経験・専門性・権威性の3要素は、Trustと並び立つものではなく、Trustの評価を支える概念です。図解でも4要素を横一列に並べるのではなく、3要素がTrustを支える構造で捉えるのが公式の説明に近い形です。3要素はページの種類やトピックによって重なることもあります。点検の順番としては、信頼に関わる箇所を先に見るほうが手戻りが少なくて済みます。

利益相反があるとTrustを損なう

Trustを損なう典型例のひとつが利益相反です。「重要:明確な利益相反がある場合、そのウェブサイトまたはコンテンツ制作者は信頼できる情報源ではない可能性があります。」 製造元自身によるレビューや、報酬を受けたインフルエンサーによるレビューが例として挙げられており、断定ではなく可能性として示されている点が原文の限定です。

出典:General Guidelines(検索品質評価ガイドライン 全文)有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google 検索セントラル

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

Trustに関わる実務では、連絡先情報の明記や、利益相反が疑われる紹介・広告表記の整理を優先して案内しています。あるオウンドメディアの支援では、運営者情報ページに会社概要と代表者名を追加しただけで、問い合わせフォームからの反応が変わったことがありました。信頼に関わる要素は地味ですが、経験や専門性より先に着手すべき項目です。

YMYLとE-E-A-Tの関係

横軸に「明確にYMYLでない←→明確なYMYL」の連続的な度合いを示し、その上に健康または安全・経済的安全・行政や市民生活や社会・その他の4分類を配置したスペクトラム図

YMYL(Your Money or Your Life)は、健康や安全・お金・社会に関わる分野で使われる言葉です。医療分野の実例は「クリニックのSEO対策はどこまで書ける?医療広告等ガイドラインから解説」で扱いました。自社が扱う話題がYMYLに当たるかどうかで、求められる正確性の水準は変わります。ここではYMYLの定義とE-E-A-Tとの関係を、公式の記述から確認します。

YMYLの定義と4分類

「一部の話題は、その話題に関するコンテンツが人々の健康・経済的安定・安全、あるいは社会の福祉や幸福に重大な影響を与えうるため、害のリスクが高いものです。」 分類は健康または安全・経済的安全・行政や市民生活や社会・その他の4つで、Googleはこれらをまとめて「Your Money or Your Life」と呼んでいます。

二択ではなくスペクトラム

YMYL該当かどうかは白黒ではなく、度合いの問題です。「多くの、あるいはほとんどの話題はYMYLではなく、害を防ぐための高い水準の正確性や信頼性を必要としません。」 話題を「明確なYMYL」「明確にYMYLでない」「その中間」という度合いで捉えるのが公式の考え方です。自社サイトがYMYLに当たるかは、サイト単位ではなく記事の話題ごとに判断します。

YMYLでも実体験が評価される場合がある

明確なYMYLの話題であっても、実体験を共有するページが高く評価される場合があります。ただし条件付きで、内容が信頼でき、安全で、確立された専門家の合意と整合していることが前提です。 確定申告の具体的な手続きや治療方針の判断のように、専門家の情報でなければならない領域もあり、体験談であれば何でもよいわけではありません。

出典:General Guidelines(検索品質評価ガイドライン 全文)有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google 検索セントラル

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

YMYL領域の支援では、専門家による監修体制と免責表現の整備を優先しています。ある士業関連のオウンドメディアでは、記事ごとに執筆者と監修者を分けて明記したところ、検索結果での表示が安定した時期がありました。YMYLは分野の切り分けだけでなく、誰が最終的に内容を担保しているかまで示す必要があります。

「誰が・どのように・なぜ」で自己評価する具体的な方法

「誰が」「どのように」「なぜ」の3つの自己評価の問いを順に並べ、Googleが最重要と位置づける「なぜ」を強調したチェックリスト風のフロー図

Googleは、コンテンツの評価軸として「誰が・どのように・なぜ」という3つの問いを推奨しています。この3問は2023年2月に公式ヘルプページへ追加されたガイダンスで、抽象的な心構えではなく、1ページずつ点検できる粒度で書かれた内容です。3問に加えて、専門性に関する質問も別に用意されています。ここで具体化するのは、3問に沿って点検すべき箇所です。

「誰が」=著者の明示とバイライン

「誰が」については、著者の明示・バイラインの記載・バイラインから経歴や専門分野へたどれるかという3点を自問するようGoogleは求めています。誰が書いたかが明確であれば、そのコンテンツのE-E-A-Tは直感的に伝わりやすいという説明です。本文の末尾に執筆者名を小さく置くだけでは、この3点を満たせません。

専門性に関する質問4項目

「専門性に関する質問」は4項目あります。 情報源や専門知識の証左を示しているか、トピックの権威として認知されているか、専門家または愛好家によって執筆・レビューされているか、明らかな事実誤認がないかという4点です。「愛好家」という表現もGoogle公式が使っており、資格保有者でなくても専門性を示せる余地があります。

「なぜ」が最も重要な問い

3つの問いのうち、Googleが最も重要だと名指ししているのは「なぜ」です。「「なぜ」はおそらく、コンテンツに関して答えるべき最も重要な質問です。そもそもなぜコンテンツを作成したのでしょうか。」 答えが主に検索エンジンからのアクセス増加であれば、Googleが評価しようとしているものとは噛み合わないという位置づけです。

出典:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google 検索セントラル

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

著者情報の設計では、バイラインから経歴ページへリンクできる状態を優先して整えています。あるBtoB企業のオウンドメディアでは、執筆者名だけを記載しプロフィールへの導線がない状態だったため、著者ページを新設してリンクを追加しました。「誰が」に答えられる状態を作ってから、他の施策に着手する順番を意識しています。

中小企業・個人事業主でもE-E-A-Tを高める実務施策

「運営者情報の整備」→「著者プロフィールの整備」→「第三者評判への対応」の3ステップを矢印でつなぎ、自社で完結できる範囲と時間がかかる範囲を色分けしたフロー図

少人数の組織では、E-E-A-Tへの取り組みをどこから始めればよいか迷いがちです。SEO全体の優先順位は「中小企業のSEO対策は何から始める?優先順位と時間の使い方を解説」で扱いました。ここで扱うのは、E-E-A-Tに絞ったときに自社で着手できる施策の順番です。着手の順番を間違えると、成果が出るまでの時間だけが延びがちです。

運営者情報ページ・連絡先の整備

品質評価ガイドラインは、ウェブサイトの運営者情報についてこう述べています。「ほとんどのウェブサイトは、そのサイトを誰が所有しているのかについての情報を提供する「contact us」「about us」「about」といったページを備えています。」 金銭を扱うサイトほど連絡先情報が重要とされますが、必要な情報量はサイト次第です。

著者プロフィール

著者プロフィールの追加は、Google公式が「強くおすすめ」と表現している施策です。「著者の情報が求められるであろうコンテンツでは、バイラインを記載するなどして正確な著者の情報を追加することを強くおすすめします。」 必須ではなく推奨という位置づけで、資格保有者でなくても愛好家としての執筆やレビューが評価対象になり得るという説明です。

第三者からの評判

自己申告だけでは評価が完結しません。品質評価ガイドラインは、独立したレビューや言及、報道記事など第三者による情報も判断材料にすると説明しています。運営者情報ページや著者プロフィールの整備は自社で完結できる範囲ですが、第三者からの評判は時間をかけて積み上げる領域です。評価者が見るのは独立したレビューや報道など外部からの情報であり、自社からの発信を増やしても代わりにはなりません。

出典:General Guidelines(検索品質評価ガイドライン 全文)有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成|Google 検索セントラル

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

運営者情報ページと著者プロフィールの整備は、費用をかけずに着手できる施策です。従業員10名規模のサービス業の支援先では、会社概要ページに代表者の経歴と連絡先を追記しただけで、問い合わせフォームからの相談件数が翌月に増えました。第三者評判のように時間がかかる施策より先に、自社で完結する範囲から着手するのがおすすめの順番です。

AI生成コンテンツとE-E-A-Tの関係

「コンテンツ制作の目的」を起点に、「読者のため(品質重視)」と「ランキング操作が主目的」の2方向へ分岐し、後者がスパムポリシー違反になることを示した分岐フロー図

生成AIで記事を作ることが一般的になり、AI生成コンテンツはE-E-A-Tの評価でどう扱われるのか気になる方も増えています。AI検索対策全般は「AI検索対策とは?Google公式が不要と明言した施策を解説」で扱いました。ここで確認するのは、E-E-A-Tとの関係に絞ったときの公式の立場です。判断の分かれ目は制作手段ではなく、制作の目的にあります。

制作方法ではなく品質で評価される

制作方法そのものではなく品質を評価するというのが、Googleの明確な立場です。「Google のランキング システムは、E-E-A-T(専門性、エクスペリエンス、権威性、信頼性)で表される品質を満たした、オリジナルかつ高品質のコンテンツを評価することを目的としています。」 AIを使ったからといって特別な優遇はなく、有用でオリジナルかどうかが判断基準です。

ランキング操作目的の自動生成はスパムポリシー違反

AI利用そのものが問題視されるわけではありません。問題になるのは目的です。「検索結果のランキング操作を主な目的として、コンテンツ生成に自動化(AI を含む)を利用することは、スパムに関する Google のポリシーに違反します。」 違反の要件はランキング操作という目的であり、AIを使うこと自体ではないという線引きです。

AI利用の開示について

AIの利用状況の開示について、Googleは読み手が制作方法を疑問に思うようなコンテンツでは開示が有益だとしています。一方で、著者の署名欄に「AI」と記載する方法は推奨されない扱いです。 こうした状況が予想される場合は自動化の使用に関する情報を追加するようGoogleはすすめており、著者名を差し替える方法とは切り分けられています。

出典:Google 検索における AI 生成コンテンツに対する方針|Google 検索セントラル ブログ

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

当社の記事制作でも、調査や下書きの一部に生成AIを活用しています。数値や制度に関する記述は必ず公式一次ソースの原文と突き合わせ、事実確認を終えた箇所だけを公開する運用にしています。AIを使うかどうかより、公開前にどこまで人が事実を確認したかが、E-E-A-Tの観点では重要な違いです。

ヘルプフルコンテンツシステムとコアランキングシステムへの統合

2022年(ヘルプフルコンテンツアップデートとして発表)と2024年3月(コアランキングシステムへ統合)の2時点を横軸に並べ、現在は独立システムでなくコアの一部であることを示したタイムライン図

「ヘルプフルコンテンツアップデート対策」という言葉を今も見かけますが、この仕組みはすでに単体では存在しません。単一のシグナルで評価が決まるわけではないという考え方は、「構造化データはSEOに効果がある?順位への影響を公式情報で解説」で扱った内容と重なります。ここで確認するのは、統合の経緯と、そこから読み取れる考え方です。

2024年3月にコアの一部になった

ヘルプフルコンテンツシステムは2022年に単体で発表されましたが、現在は独立した仕組みではありません。「それが 2024 年 3 月に進化し、Google のコア ランキング システムの一部となりました。Google のシステムは、さまざまなシグナルとシステムを使用して、ユーザーに役立つ検索結果を提示しています。」 ランキングシステムガイドの「廃止されたシステム」節にある内容です。

単一のシグナルで有用性を判定する仕組みはもう存在しない

2024年3月のコアアップデートを説明する英語版の公式ブログでも、同じ考え方が次のように示されています(日本語訳)。「これを行うために使われる単一のシグナルやシステムは、もはや存在しません。」 コンテンツの有用性も、E-E-A-Tと同じように単一の指標だけで判定されるものではなく、複数のシグナルの組み合わせによって評価される構造です。

出典:Google 検索ランキング システムのご紹介|Google 検索セントラルWhat web creators should know about our March 2024 core update and new spam policies|Google Search Central Blog

星野 和大
執筆者の見解
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表

ヘルプフルコンテンツアップデートが単体で稼働していた時期は、そのアップデート単体を意識した見直しを個別に行っていました。統合後は、特定のアップデートに合わせた対策ではなく、コンテンツの独自性や専門性を継続的に底上げする運用に切り替えています。単発の対策として捉えると、統合後の現状とはずれてしまうという理解です。

合同会社ワンブリマーケティングについて

合同会社ワンブリマーケティングは、SEO・オウンドメディア運用・生成AI活用支援を専門とする企業です。E-E-A-Tのように公式ドキュメントの記述を一つずつ確認しないと正確性を担保できないテーマについても、一次ソースにあたったうえで記事制作から運用の見直しまで支援しています。 自社サイトでも同じ基準で著者情報や引用の裏取りを徹底しています。自社のE-E-A-Tの現状を点検したい場合は、お問い合わせからご連絡ください。

E-E-A-Tについてよくある質問

Q1. E-E-A-Tとは何の略ですか?4要素の意味を教えてください

E-E-A-Tは、経験(Experience)・専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness)の4語の頭文字です。Googleはこの4つの側面からコンテンツの質を判断する要素の組み合わせを使っています。 品質評価ガイドライン本体における4つ目の呼び方は「Trust」です。

Q2. E-E-A-Tは検索順位に直接影響するランキング要因ですか?

ランキング要因ではありません。Googleは公式に、E-E-A-T自体をランキング要因と考えることを「重要でないと考えること」の一つとする立場です。 ただし、E-E-A-Tが優れたコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使うことは有効だとも説明しており、品質評価の考え方としては使われており、無視してよい概念ではありません。

Q3. E-A-TとE-E-A-Tの違いは何ですか?

2022年12月15日、GoogleはE-A-Tに新たな要素として経験(Experience)を追加し、E-E-A-Tとしました。廃止されたのではなく、Eが1つ増えたという位置づけです。 実際に製品を使った経験や、その場所を訪れた経験が伴っているかという観点が加わり、Double-E-A-Tと呼ばれることもあります。

Q4. 個人事業主や小規模事業者でもE-E-A-Tを高められますか?

個人事業主や小規模事業者でも高めることは可能です。資格保有者でなくても、そのトピックに詳しい愛好家としての執筆・レビューが評価対象になり得ると公式が説明しています。 まずは運営者情報ページの整備や著者プロフィールの追加など、費用をかけずに自社で完結できる範囲から着手するのが現実的な進め方になります。組織の規模よりも、誰が書いたかを示せるかどうかが分かれ目です。

Q5. E-E-A-Tのスコアを確認するツールはありますか?

公式ドキュメントを確認した範囲では、Googleが提供するE-E-A-Tのスコア測定ツールは見当たりません。E-E-A-Tを測る単一のスコアや4要素の配点についての記述も確認できず、公式が述べているのはE-E-A-T自体が「特定のランキング要因ではない」という点までです。 順位に直結する数値として測る前提そのものが、公式の説明と噛み合いません。外部ツールの数値は参考程度に留めるのが妥当です。

まとめ:E-E-A-Tはランキング要因ではなく、Trustを起点に運用を見直そう

E-E-A-T自体は検索順位に直接影響するランキング要因ではありませんが、Googleは品質評価の考え方としてこの4要素を使っており、YMYL領域では特に重視されます。4要素は同格ではなく信頼(Trust)が中心にある点、そして公式が示す「誰が・どのように・なぜ」という3つの問いと専門性に関する質問4項目に沿って自社サイトを点検できる点がポイントです。 中小企業や個人事業主でも、運営者情報ページや著者プロフィールの整備から着手できます。まずは自社の運営者情報ページの有無から確認してみてください。

星野 和大
星野 和大合同会社ワンブリマーケティング 代表
オウンドメディアを自ら立ち上げて売却し、SEOスタートアップの創業メンバーとしてメディアのグロースに従事。事業会社でのマーケティング、フリーランスとしての戦略立案を経て現職。生成AI領域では国内最大の生成AI活用支援コミュニティで講師を務め、企業研修・カンファレンス登壇も多数。
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初回相談は無料です。現状を伺い、何から着手すべきかを整理します。